完全にニキビが消えず、毎日鏡を見てはため息をついてはいませんか?
ニキビ跡はその種類によって消えるまでの時間が違ったり、自然に治ることがなかったりと差があります。
そんなニキビ跡にはどんな対策をしたらいいのでしょうか?
この記事では9つの対策についてご紹介します。
Contents
ニキビ跡が消えないのはなぜ?3つの原因に注目しよう!

やっとニキビが落ち着いてきたなぁと思っていたら今度はニキビ跡が気になり出したあなた!
ニキビ跡が消えないのには3つの原因があるのを知っていますか?
それではどんな原因があるのか見てみましょう。
カサカサしていたり、ザラザラしていたりする肌は乾燥しています。
皮膚は再生してキレイな状態に戻るのですが、乾燥して皮膚が厚くなっているとうまく再生できず、ニキビ跡も消えにくくなると考えられています。
アクネ菌によって炎症が起きた結果ニキビとなります。
炎症が起こると、ダメージを受けた細胞が蛋白分解酵素などの物質を発生させ、それらが肌に残ることで赤みを帯びるのだそう。
また、炎症が起こると毛細血管がそこに集中するため赤みが生じます。
このケースだと時間が経過すれば元に戻ると言われています。
ニキビができると、炎症から肌を守るためにメラニンが生成される仕組みになっています。
本来ならメラニンは肌のターンオーバーによって外に出て残ることはないのですが、ターンオーバーがうまくいかないと残ってしまい、それによって色素沈着が起こるのです。
ニキビ跡には3つの種類がある

女性を悩ませるニキビ跡には3つの種類が存在します。
それぞれにどんな特徴があるのかまとめてみました。
あなたのニキビ跡はどれに当てはまりますか?
赤みを帯びたニキビ跡は目立ちやすいです。
炎症によるダメージが皮膚の細胞に残っていたり、毛細血管が集中し出血を伴っていたりします。
メラニン生成による色素沈着でできるのが茶色や黒っぽいニキビ跡です。
ニキビ跡の中ではそこまで目立たない方ですが、数が多ければ多いほど目立つようになります。
シミのように見えるので実際の年齢よりも老けて見える可能性も。
炎症によるダメージが大きくて細胞がうまく再生されなくなってしまうと、へこんだ形のクレーターができます。
特に毛穴の周りの細胞が破壊されることでできる穴で、大きかったり小さかったり、浅かったり深かったりと様々な形で現れます。
知っておくべきニキビ跡の対策は9つ!

先ほど、ニキビ跡には3つの種類があるとご説明しました。
ここではニキビ跡への対策をご紹介しますが、ニキビ跡の種類によって効果的な対策は違います。
全部で9つあるので、悩んでいるニキビ跡に合わせて試してみてください。
1.ピーリング効果のある石鹸などを使用する
古い角質があって皮膚が硬くなってしまうとなかなかニキビ跡が消えません。
新しい細胞を作るためには無駄な角質を落とし、毛穴の奥に溜まった汚れを落とすといいでしょう。
ただし、ピーリングによって肌が刺激され、炎症が起こったり肌トラブルを引き起こしたりする可能性もあります。
自己判断でピーリングせず、自分の肌の状態でピーリングしても大丈夫か一度医師に相談することをおすすめします。
2.ビタミンCが含まれるスキンケア用品や化粧品を使う
美白効果があると言われているビタミンCを含んだスキンケア用品や化粧品を使うのも手です。
肌を美しくすることはニキビ跡を目立たなくすることにつながりますし、ニキビ跡ではない肌もつやつやして一石二鳥とも言えます。
特に、ビタミンCが肌に浸透しやすくなるビタミンC誘導体が入っているものは効果が期待できます。
ただ、ビタミンC誘導体は肌を乾燥させやすいため、しっかりと肌の保湿もしておきましょう。
3.ビタミンAであるレチノールを含むスキンケア用品を使う
ビタミンAの中の1つであるレチノールという成分には、肌の新陳代謝を促進させる働きが期待できます。
肌の黒ずみやシミ、茶色や黒っぽいニキビ跡を改善するためにはターンオーバーをしっかりさせることが重要です。
このレチノールが含まれている化粧水などを毎日使うことで少しでも新陳代謝を上げたいですね。
4.皮膚科で自分に合った薬を処方してもらう
肌が弱い場合は自己判断であれこれするよりも医師から指示をもらった方がいいことも。
皮膚科に受診し、自分に合った薬を処方してもらうと安心です。
薬は使ってみないと自分のニキビ跡に効果があるのかわかりませんが、保険適用内であれば市販薬を買うよりも安く済む可能性が高いです。
5.クリニックで水光注射をしてもらう
薬を塗ったりしてもいまいち効果が出ないし、早くなんとかニキビ跡を目立たなくしたい!と焦っている方は水光注射をすることも選択肢に入れていいでしょう。
費用は少しかかりますが、肌にスキンケア用品を塗ったりするよりも肌の奥まで浸透しやすいです。
注射するのはヒアルロン酸など。
真皮まで浸透させることでニキビ跡を目立たなくする効果が期待できます。
だいたい30分ほどで終わりますし、終わった直後からメイクができるようです。
6.炎症を抑える効果があるスキンケア用品を使う
炎症を抑える、いわゆる抗炎症作用のあるスキンケア用品を使うことで通常よりも早くニキビ跡を減らすことができるかもしれません。
抗炎症作用には、グリチルリチン酸やアスタキサンチン、ハトムギエキス、それからビタミンC誘導体などがあります。
ニキビ跡が赤みを帯びている場合に特に有効なので、炎症のせいで跡が消えないのかなと感じたらスキンケア用品の成分に気をつけてみましょう。
また、保湿することで皮脂を抑えることができるのでより保湿力が高いものを選んだり、併用したりして工夫するといいですね。
7.ニキビ跡を触らないよう心がける
ニキビ跡もニキビと同じで触らない方が治りが早いです。
気になるのはわかりますが、触ってしまうことで刺激を受け、炎症が悪化したり菌が入ってしまったりして肌トラブルを引き起こしがちに。
触っても治るわけでも目立たなくなるわけでもないのですから、余計なことをせずグッとこらえる…ということも必要でしょう。
8.紫外線対策をする
紫外線を受けるとメラニンが生成され、ニキビ跡の色素沈着につながります。
また、シミの原因にもなるのでニキビ跡だけでなく肌全体のために紫外線対策はしっかり行いましょう。
晴れの日はもちろん、曇りの日でも紫外線を避けるようにするといいですね。
また、夏場は特に念入りに日焼け止めを塗り、日傘を差すなど紫外線対策を複数組み合わせるようにするのがおすすめです。
9.ターンオーバーを整える
肌の再生を促すターンオーバー。
乱れてしまうと肌の細胞が再生されずニキビ跡が残ったままになってしまいます。
ターンオーバーを整えるためには、十分な睡眠、適度な運動、正しい食生活が重要!
健康のためにもなるのでこの機会に生活を振り返って改善してみてはいかがでしょうか?
実はNG!気をつけたい3つのニキビ跡対策とは?

ここでは、逆効果だと知らないでやっていることが多い対策を3つご紹介します。
どうしてNGなのか理由も知っておくといいですよ!
しっかりとニキビが治ってから、美白効果があるものや肌の細胞が再生するよう促進するものなどを使用するのは構いませんが、炎症が続いていたりしている状態では刺激となり逆効果ということも。
むやみやたらに市販薬に頼るのではなく、皮膚科の専門医に診てもらって自分に合った薬を処方してもらうのがおすすめです。
肌を温めることで細胞を活性化させて再生力を上げようとする人が意外と多いのですが、赤みのあるニキビ跡の場合はやめた方が賢明でしょう。
なぜならまだ炎症を起こしているかもしれないからです!
炎症を起こしているのにその部分を温めたら悪化してしまうのが目に見えています。
それに、温めることでニキビ跡が消えるという効果はないと言われていますよ。
ニキビがまだある状態なら菌を減らすことで改善する可能性があります。
でもニキビが治っていて、跡を消したいという段階で抗菌、殺菌すると菌が減りすぎて逆に肌が弱くなってしまいがち。
肌が荒れてしまったり、赤くなってしまったりしてニキビ跡がより目立つこともあります。
ニキビ跡に効果的な食べ物は?体の中から改善しよう!

ここではニキビ跡を改善させる効果が期待できる食べ物についてご紹介します。
このあと理由を説明しますが、主にビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンE、オメガ3脂肪酸を含む食べ物が肌にいい効果をもたらすと言われています。
ビタミンAを含む食べ物
ビタミンAは不足すると角質層の保湿力が低下してしまうため、積極的に摂ることでターンオーバーを促進させることができると期待されています。
色素沈着を防ぐ効果も期待できるため、茶色や黒っぽいニキビ跡には最適な成分です。
ビタミンAを多く含む食べ物には、鶏レバー、うなぎ、モロヘイヤ、にんじん、ほうれんそう、かぼちゃなどがあります。
ビタミンBを含む食べ物
炭水化物の代謝を補助し、新陳代謝をアップさせるというビタミンB。
皮脂が過剰に分泌されるのを防ぐことにつながるのでぜひ摂りたい成分です。
ビタミンBを多く含む食べ物には、焼きのり、ピーナッツ、うなぎ、たらこ、ごま、玄米、鶏レバー、納豆などがあります。
ビタミンCを含む食べ物
メラニンの生成をおさえるため、色素沈着によるニキビ跡にはもってこいの成分です。
美肌効果も期待できると言われていますね。
ビタミンCを多く含む食べ物には、パプリカ、菜の花、ブロッコリー、ピーマン、いちご、さやえんどうなどがあります。
ビタミンE を含む食べ物
抗酸化作用があり、老化を防ぐと言われているのがビタミンEです。
新陳代謝もアップしてくれるため、ターンオーバーを改善するのにいいんだとか。
ビタミンEを多く含む食べ物は、アーモンド、ツナ、たらこ、モロヘイヤ、かぼちゃ、うなぎ、パプリカ、ほうれんそうなどです。
オメガ3脂肪酸を含む食べ物
抗酸化作用や抗炎症作用があるとされているのがオメガ3脂肪酸。
この成分を多く含む食べ物は、鮭、さんま、いわし、さばなどです。
ニキビ跡をメイクで隠すならコンシーラーが大活躍!

どうしてもすぐにニキビ跡を目立たなくしたい!という時はメイクで隠しちゃいましょう。
普通に下地やファンデーションを塗っても、ニキビ跡はなかなか隠れてくれないのでコンシーラーを活用することをおすすめします。
大事なのはコンシーラー選びです。
ニキビ跡は肌のくすみなどよりもハッキリわかるので、よりカバー力のあるスティックタイプやパレットタイプにするのがいいです。
リキッドタイプだとあまり隠れないので、ニキビ跡が多かったり色が濃かったりする場合は意味がないかもしれません。
10秒で出来るコンシーラーの上手な塗り方
- ニキビ跡を中心にくるくるとコンシーラーを塗る
- コンシーラーを塗っていない部分との境目をポンポンと指や綿棒で叩く
- 崩れないようにフェイスパウダーを軽くつける
コンシーラーはニキビ跡よりも少し広めに塗ります。
厚塗りにしすぎず、薄く塗りすぎず何回かチェックして塗りましょう。
塗り終わったらコンシーラーを塗った周囲をぼかすことで目立ちにくくなります。
コンシーラーを塗っただけの状態だと崩れやすいので、上からフェイスパウダーを軽くつければ完成です。
ポイントは塗りすぎないこと!
塗りすぎるとそこだけ目立ってしまい、かえってニキビ跡をごまかそうとしていることがバレバレに…。
まとめ
いかがでしたか?今回は消えないニキビ跡の原因や対策についてご紹介しました。
ニキビ跡によって跡が残る原因は違い、その対策も違いましたね。
しっかり理解して生活習慣やスキンケアの方法を改善することで少しずつニキビ跡が薄くなると期待しましょう!
たとえできる限りの対策をとってもすぐに効果が表れるとは限りません。
効果が出るかどうか、いつ頃から効き始めるのかは個人差が大きいです。
それでも何もせずネガティブになるよりは期待が持てるのでぜひ試してみてくださいね。