髪に良いと言われる「弱酸性シャンプー」。
ドラッグストアに並んでいるシャンプーの多くが「弱酸性」を謳っています。
パーマやカラーリングで髪が傷んでいたり、白髪や薄毛のエイジングサインが気になっている人は特に、弱酸性シャンプーを使ってみよう!と考えているのでは?
または、子どもと一緒に髪に良い弱酸性シャンプーを使おうと思っている人も少なくないでしょう。
ですが、市販の弱酸性シャンプーには大きな落とし穴があります!
選び方を間違うと、髪に良いどころかダメージを悪化させ、髪と頭皮をどんどん弱めてしまうことにもなりかねないのです。
この記事では、弱酸性シャンプーにひそむ危険と、本当に髪に良い弱酸性シャンプーをお伝えしていきます。
Contents
結論!「弱酸性=髪に良い」は大きな間違い

まず、「弱酸性シャンプーであれば髪に良い」というのは間違いです。
そもそも弱酸性が肌に良いとされるのは、人間の肌がもともと弱酸性だから。
弱酸性に保たれていると肌の調子は良好なのです。
しかし、弱酸性シャンプーという大きなくくりの中には、さまざまな種類のシャンプーが売られています。
つまり、「弱酸性シャンプーだから髪に良い」のではなく、「実際に髪に良いとされているシャンプーが弱酸性であることが多い」と考えた方が良いでしょう。
弱酸性シャンプーを買うなら種類を把握すべし

酸性・アルカリ性・弱酸性というくくりの他に、シャンプーにはさまざまな種類がありますよね。
例えば洗浄成分や添加物の有無などです。髪に良い弱酸性シャンプーを選ぶ時は、その種類に注目しましょう。
洗浄成分の種類
シャンプーの洗浄成分は、大きく分けて3つ。
洗浄力はやや弱いが肌への刺激は少ない。肌に良い、頭皮環境の改善につながるとして、シャンプーの主流になりつつある。
敏感肌の人、価格が高くても良いものを使いたい人におすすめ。
泡立ちが良く洗浄力が強い。
肌に負担がかかると言われているが、必ずしも害があるというわけではない。
整髪料を多く使う人、肌が強い人、プチプラで済ませたい人におすすめ。
市販シャンプーの多くが高級アルコール系である。
泡立ちは高級アルコール系に劣るが洗浄力は弱くない。
肌への負担は大きくもなく少なくもない。普通肌の人は問題なく使える。
このように、現在はアミノ酸系シャンプーがもっとも人気が高く、実際に髪と頭皮にとても良いのですが、それ以外の洗浄成分がいけないというわけではありません。
アミノ酸系シャンプーにも、洗浄力が弱かったり髪がきしみやすいといったデメリットがあります。
ただ、髪と頭皮を健康にしたい・髪トラブルを改善したいという目的で弱酸性シャンプーを選ぶ場合は、アミノ酸系シャンプーがおすすめです。
添加物の種類
特に、市販のシャンプーに配合されがちな添加物は以下の5つ。
- 防腐剤(パラベン)
- 合成着色料
- 合成香料
- 鉱物油
- シリコン(メチコン、ジメチコン)
この他にも添加物はさまざまありますが、市販シャンプーにはこの5つの添加物が配合されていることが多いです。そして、多くの添加物の中のどれか1つでも排除されていれば「無添加」と名乗ることができます。
もっとも、添加物とはいえシャンプーに配合することを禁止された成分ではないので、すべてが悪者というわけではありません。
サラサラで指通りの良い髪を望む人は、シリコン配合のシャンプーの方が良いでしょう。
自然で濃厚な香りが苦手な人は、香料が使われているシャンプーがおすすめです。
自分の髪に使いたくない成分が入っている弱酸性シャンプーは避けることが大事です。
本当に髪に良い弱酸性シャンプー5選
では、弱酸性シャンプーの中でも特に髪と頭皮に良い、おすすめのアイテム5選を紹介します。
マイナチュレ スカルプシャンプー

マイナチュレの無添加スカルプシャンプーは、女性の頭皮と髪の健康をとことん考えて作られた弱酸性のシャンプーです。
保湿や毛髪の補修をはじめ、抗炎症・抗酸化・角質ケア・エイジングケアまで期待できるという、幅広い年代の女性に嬉しいアイテム。
5年連続でモンドセレクション金賞を受賞するなど、実績もあります。
- 通常価格:3,360円
- 定期購入価格:2,884円
- 内容量:200ml
- 特典:14日以内返金保証あり
haru kurokamiスカルプ

一度使うとやめられない!という声が多い、haruのkurokamiスカルプ。
もともと「黒髪スカルプ」として2013年から販売されていましたが、5周年を機にリニューアルされ、成分も効果もパワーアップしました。
天然由来成分100%という贅沢な弱酸性シャンプーです。
- 通常価格:3,888円
- 定期購入価格:3,110円
- 内容量:400ml
- 特典:30日間全額返金保証あり
CHAP UP(チャップアップ) プレミアムオーガニックシャンプー

育毛剤で有名なチャップアップの弱酸性シャンプーは、男性よりも女性におすすめ!
高級アミノ酸系と植物由来の洗浄成分がバランスよく配合され、デリケートな女性に頭皮を優しく守ってくれます。
もっちりとした濃厚な泡と、落ち着いた香りが人気です。
- 通常価格:4,840円
- 定期購入価格:3,280円
- 内容量:300ml
- 特典:永久返金保証書つき
BELTA ベルタシャンプー&トリートメント

37種類のボタニカル成分が配合されたアミノ酸系の弱酸性シャンプー。
天然由来成分100%で、さらに13の無添加を実現させた女性のためのシャンプーです。
ヒアルロン酸やプエラリアなども加わり、強く美しい髪を育ててくれます。
- 通常価格:6,780円
- 定期購入価格:初回2,980円/2回目以降4,980円
- 内容量:シャンプー220ml/トリートメント200g
- 特典:30日間全額返金保証あり
ハーブガーデン シャンプー&コンディショナー

ハーブガーデンの弱酸性シャンプーは、オーガニックにこだわってつくられた自然派のシャンプー。
エコサート認定のオーガニック成分が配合されている上、ベースの精製水までもがオーガニックハーブウォーターという徹底したこだわりのシャンプーです。
- 通常価格:8,000円
- 定期購入価格:4,000円
- 内容量:各300ml
- 特典:15日間全額返金保証あり
市販のおすすめ弱酸性シャンプー5選
市販品の弱酸性シャンプーはピンからキリまであるので、要注意シャンプーももちろんあります。
ここでは、市販の中でもおすすめの弱酸性シャンプーを紹介します。
(価格は販売店によって異なります)
守り髪 美髪ベースメイクシャンプー

エイジングサインを感じ始めた女性に人気の弱酸性シャンプー。
傷んだ髪を丁寧に補修し、頭皮環境を正常に導いて弱った髪に元気を取り戻してくれます。
ソープナッツのリッチな泡とアンティークローズの香りが、入浴タイムを優雅なものにしてくれますよ。
- 価格:2,800円
- 内容量:400ml
KOSE ジュレームAMINO

18種のアミノ酸成分が濃密プレミアム処方で配合されている弱酸性シャンプーです。
キメの細かい泡と、毛髪の内部まで浸透してダメージ補修をしてくれるアミノ酸誘導体、そして外側からのアミノコート成分が、毛先まで潤う美しい髪を演出してくれます。
- 価格:1,450円
- 内容量:500ml
Amino Mason(アミノメイソン)

ホイップクリームのようなふわふわの泡と甘い香り、そしておしゃれなボトルが人気のアミノメイソン。
頭皮をしっかりと洗い上げる弱酸性シャンプーです。
バラエティショップなどで販売しています。
- 価格:1,400円
- 内容量:450ml
スティーブンノル プレミアムスリーク

しっとりとまとまる髪を演出してくれるスティーブンノルのプレミアムスリークシリーズ。
リッチモイスト、シルキースムースの他、カラーリペアシャンプーもあります。
どれも弱酸性で、髪と頭皮に優しく低刺激。
上質な髪を目指す大人の女性におすすめです。
- 価格:1,500円
- 内容量:500ml
ナチュラルオリジン モイスト&リペア

乾燥肌さんにおすすめの弱酸性シャンプーです。
11種のアミノ酸系成分と19種のボタニカル成分が配合され、リフレッシュ効果のあるグリーンシトラスの香りが人気。
プラセンタやエラスチンなどの美容成分も豊富に含まれています。
- 価格:1,380円
- 内容量:500ml
弱酸性シャンプーが髪にもたらす嬉しいこと3つ

ウーマンズマップ編集部がおすすめする弱酸性シャンプーは、アミノ酸系であり無添加であるもの。
この「アミノ酸系」「無添加」「弱酸性」に期待できる髪と頭皮への効果を、詳しく説明します。
ヘアケア用品の効果を最大限に発揮させる
髪や頭皮に良いオイルやヘアパック、頭皮マッサージ用のジェルなどで、週に一度の集中ケアをしている人もいると思います。
ですが、髪と頭皮がきちんと弱酸性の状態を保てていないと、その効果は半減してしまうかもしれません。
なぜなら、ヘアケア用品は土台あってこそのもの。もちろんそれ自体が弱酸性であることも多いですが、せっかく特別なケアをしているのに、まず髪と頭皮を弱酸性に保つことから始めなければならないのはもったいないですよね。
普段から髪と頭皮を弱酸性の状態にしておくことで、プラスアルファのケアが生きてくるのです。
髪と頭皮を休めることができる
人の肌はもともとが弱酸性なので、なんらかの原因で強酸性やアルカリ性に傾くと、自然とそれを弱酸性の状態に戻そうとします。
人間の自然な力ですね。
ところが、そうなると肌はみずからを弱酸性に戻すことで忙しくなってしまいます。
髪も頭皮も休むことができず、保湿やコラーゲンの生成が後回しになることも。
シャンプーで常に弱酸性を保つと髪と頭皮が休まり、キレイに磨きをかけることができるのです。
髪本来の力を取り戻す
頭皮はもともとが弱酸性なので、それに合ったシャンプーを使うことで髪と頭皮は「もっとも自然な状態」を維持することができます。
すると、それまでさまざまなアイテムでケアしなければ健康をキープできなかった髪と頭皮が、徐々に本来の力を取り戻していくことが考えられます。
特別なヘアケア用品に頼らなくてもハリとコシのある髪を育てたり、髪が生えて抜け落ちる「ヘアサイクル」を正常な状態にしたりと、女性が持っている髪と頭皮の力は、本当は強いものなのです。
弱酸性シャンプーはこんな人におすすめ

弱酸性シャンプーの特徴、メリット・デメリットをふまえて、弱酸性シャンプーがおすすめな人とそうではない人を見ていきましょう。
パーマやカラーリングをしている人
パーマ、カラーリングの薬剤は髪をアルカリ性に変化させてしまいます。もともとが弱酸性であったものが、アルカリ性に傾くことによって引き起こされるダメージは決して少なくありません。
- 頭皮が荒れる
- 髪と頭皮の乾燥
- 枝毛や切れ気
- 髪のパサつき
心当たりのある人は、使っているシャンプーを一度確認してみましょう。
弱酸性、そして髪と頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーがおすすめです。
すでに髪や頭皮にトラブルがある人
髪にそれほど悪いことをしているわけではない!という人でも、紫外線や加齢の波には勝てない時もあります。
- 頭皮がかゆい
- ニオイが気になる
- フケが多い
このようなトラブルが常態化しているようであれば、弱酸性シャンプーに切り替えて様子を見てみるのも良いでしょう。
弱酸性シャンプーがおすすめではない人

人間の肌は弱酸性なので、弱酸性のシャンプーやボディソープなどを使わない方が良い人は、基本的にいません。
しかし、弱酸性シャンプーの中には洗浄力が弱いものもあるので、毎日のようにワックスやジェルを使っている人、もともとが脂性肌気味の人には物足りなく感じることも。
整髪料や脂汚れを落とそうとするあまり、頭皮をこすりすぎて傷つけてしまうこともあるのです。
また、弱酸性の中でも特にアミノ酸系シャンプーは植物由来の成分を使っているものが多いので、アレルギー体質の人は充分注意しましょう。
まとめ
髪も頭皮も、もともとの自然な状態が一番です。弱酸性シャンプーは、外部からのダメージで傷んだ髪、体調や生活環境の乱れなどで弱ってしまった頭皮を、健康な状態に戻してくれるもの。使い続けているうちに、少しずつ髪と頭皮が変化していくのが分かるでしょう。
ですが、そのためには「本当に髪と頭皮に良い弱酸性シャンプー」を選ぶことが大事です。自分の髪質や理想に合ったシャンプーを選び、毎日のバスタイムでしっかりケアしてあげて下さいね。
