最近、人気沸騰中のオイルシャンプー。
オイルで髪と頭皮を洗うという新発想で、幅広い年代にジワジワと浸透しています。
意外とベタつかないという触れ込み、髪と頭皮のダメージを修復してくれるという効果、さらにはエイジングケアにも役立つというオイルシャンプーですが、すべてのオイルシャンプーがそうとは限らないということを知っていますか?
そして、合わない髪質の人がオイルシャンプーを使うと、もしかすると大変なことに……!
また、オイルシャンプーに使われているオイルの種類によって髪への影響も違ってくるのです。
「次はオイルシャンプーを使ってみようかな」と考えている女性のみなさん!
購入前に、オイルシャンプーに考えられるデメリット、そして配合されているオイルの種類は要チェックですよ!
Contents
口コミから見るオイルシャンプーのデメリット
オイルシャンプーは髪に良いらしい。それは、半分正しくて半分間違っています。
まずは、オイルシャンプーのデメリットをしっかり把握しておきましょう。
参考になるのは、実際に使用した人の口コミです!
髪質によってはNG
どんなシャンプーにも、髪質によって合う合わないがありますが、オイルシャンプーはそれが強く出てしまう傾向にあるようです。
元々あまり乾燥していない方は、べたっとするかもしれないですが、乾燥しがちな髪の方は合うと思います。
引用:@コスメ
全体的にボリュームダウンしました。
(量が多かったので私は良かったですが、髪の少ない方や柔らかい方だとぺったりしてしまうかもしれません)引用:@コスメ
オイルシャンプーは、どうやら洗い上がりがしっとり系が多いようです。
毛量が多くてまとまらない髪や乾燥肌の女性にはおおむね好評ですが、髪が少ない人や脂性肌さんには合わないかもしれません。
また、エッセンシャルオイルの強い香りがする商品は好みが分かれるでしょう。
期待していたほどでは…
悪くはないけれど、それほどでもないという声もありました。
天然オイルが配合されたシャンプーは決して安くはありません。
せっかくオイルシャンプーを買ったのに……と呟きたくなる気持ちもわかりますよね。
これといって良い点・悪い点がなく、無難に使えるかなといった感じですかね。
引用:@コスメ
毛量多め、癖っ毛ですが、クセが治るまではいきませんでした。
リピはなしかなと思います。引用:@コスメ
どのシャンプーも同じことが言えますが、実際に使ってみなければ分からないことがありますし、また数ヶ月継続してこそ効果が実感できる場合もあります。
悪くなければしばらく使ってみるというのも、ひとつの方法ですね。
泡立ちや洗い上がりが良くなかった
髪や頭皮に良い成分でつくられているため、泡立ちが良くないという口コミも目立ちました。
また、洗い上がりに髪がキシキシするという残念な結果になってしまった人も……。
スタイリング剤を使っているわけでも、髪を数日洗っていないわけでもないのに、シャバシャバの泡で洗った気になりません。
引用:@コスメ
洗い上がりに髪の毛が少しきしむので、そこが残念でした。
こちらを使う時は、トリートメントが欠かせません。引用:@コスメ
オイルインシャンプーでノンシリコンなので、少しきしみが気になりました。
洗っている最中に髪の毛が絡まることもあり、そこは残念でしたね。引用:@コスメ
最近主流になりつつあるノンシリコンシャンプーやボタニカルシャンプーなどは、泡立ちが悪い、髪がきしむという口コミが少なくありません。
ただ、同じ商品のレビューでもまったく逆の意見もあるので、あくまでも個人の使用感だと割り切った方が良さそうです。
オイルシャンプーを使うべき人と使ってはいけない人
デメリットをまとめてみると、オイルシャンプーがおすすめな人とそうではない人が分かれてきましたね。あなたはどちらに当てはまるでしょうか?
オイルシャンプーの効果を実感しやすい人
オイルシャンプーが髪に合っている人、変化が分かりやすい人は以下の通り。
- 髪にまとまりがなく広がっている
- 髪が傷んで毛先がパサついている
- 頭皮が乾燥している
オイルシャンプーに切り替えた結果として、髪のまとまりが良くなった・毛先までしっとりしたという意見が大変多かったのは事実。
どちらかというと毛量が多めの人に向いているようです。
また、もともと乾燥肌の人はもちろん、ダメージや加齢などが原因で髪と頭皮に潤いがなくなってきた人にもおすすめですよ。
オイルシャンプーをおすすめしない人

使ってみなければ分からないということはもちろんありますが、オイルシャンプーがあまり向いていない髪質・肌質のタイプとして以下が挙げられます。
- 毛量が少ないのでボリュームが欲しい
- もともと脂性肌でベタつきがち
- 髪が細く柔らかい
オイル系シャンプーを使うと、髪がふんわり仕上がらずにペタッとなってしまうことが多いようです。
ボリュームが欲しい人は、オイル無配合のシャンプーを選びましょう。
また、オイルの中には皮脂分泌のバランスを調節してくれる優秀なものもありますが、すべてがそうとは限りません。
もともと頭皮がベタつき気味の人は、避けておいた方が良さそうです。
あなたは何を求める?~オイル別の効果~

現代ではオイルそのものが、エステサロンやスパなどでも導入されていますよね。
オイルには、保湿・殺菌作用・肌を柔らかくする・肌のターンオーバーをサポートするなどのメリットがあります。オイルシャンプーに配合される主なオイル別に、特徴をまとめました。
ホホバオイル
ほぼすべての肌質に合うと言われている、万能オイルです。
ホホバの根から抽出されるもので、正確には「オイル」ではなく「ワックス」。
浸透力に優れ、保湿や抗炎症作用、皮脂バランスを整える効果に期待できます。
アルガンオイル
モロッコの砂漠地帯に生息するアルガンから抽出されるオイルです。
含まれるビタミンEはオリーブオイルの約3倍と言われ、抗酸化作用に優れていることもあり、エイジングケアに適しています。
スイートアーモンドオイル
ギリシャでは古代からトリートメントオイルとして使われていたという説があります。
保湿・抗炎症・肌を柔らかくする効果があるそうです。肌への浸透性も良く、穏やかな作用なので敏感肌さんにもおすすめです。
ヘンプオイル
美容サプリに含まれることもあるヘンプオイル。
麻の実から抽出されるオイルで、血行促進や代謝を活発にする効果があるとされています。
必須脂肪酸が80%の割合で含まれており、肌を美しく健康に保つサポートをしてくれます。
マカダミアナッツオイル
別名「消えるオイル」と言われるほど浸透力の高いオイルです。
近年、美容オイルとして目覚ましい活躍を見せています。
パルトミン酸やビタミンが豊富に含まれおり、乾燥肌さんや頭皮の老化に悩んでいる人におすすめです。
馬油
数あるオイルの中で、「名前を聞いただけでピンとくる」というほど知名度の高い馬油。殺菌作用や抗炎症作用に優れていることから、火傷などの皮膚疾患の治療薬としても優秀なオイルです。
栄養が豊富で血行促進に役立ってくれます。
こんなオイルシャンプーにはオイル効果なし!

それぞれに特徴を持った魅力的なオイルも、シャンプーに含まれているだけでは美容効果を発揮できないことがあります。
要注意のケースを見ていきましょう。
配合量が極端に少ない
シャンプーボトルの裏を見て下さい。あなたが求めているオイルは、全成分表記の何番目に書いてありますか?
成分表記は、主成分から順番に記載するのが一般的。
つまり、後の方にいけばいくほど配合量が少ないということなのです。
「〇〇オイル」という表記が真ん中よりも後ろ、もしくは最後の方に書かれている場合、そのオイルの効果を実感することは難しいかもしれません。
たった1種類、ほんの少しだけ配合されているだけでも「オイルシャンプー」と名乗ることは可能です。
商品名にとらわれず、オイルがどの程度配合されているかを知ることが大事です。
オイル以外の成分が良くない
髪と頭皮に良いオイルでつくられていたとしても、それ以外の成分の刺激が強く、髪と頭皮を疲れさせてしまうこともあります。
決して害ではありませんが、もし「髪と頭皮に優しいシャンプー」という認識でオイルシャンプーを選ぶなら、以下のものは避けましょう。
- 高級アルコール系の洗浄成分(〇〇硫酸)
- 防腐剤や合成香料、着色料などの添加物
- シリコンなどのコーティング剤
上記の3つを排除したシャンプーは、髪と頭皮に優しく低刺激である分、泡立ちが悪い・汚れがすっきり落ちない・髪がきしむといったデメリットも少なからず持ち合わせています。
自分がシャンプーに何を望むかをはっきりさせ、それから選ぶことが大切ですよ。
人気!市販でおすすめのオイルシャンプー6選
お待たせしました!まずは、市販で人気のオイルシャンプーを紹介します。
市販品は、比較的プチプラで手軽に買えるところが魅力。
楽天やamazonでも取り扱いがあるものがほとんどなので、忙しくて買いに行けない人でも大丈夫です。
(価格は販売店によって異なります)
大島椿 オイルシャンプー

椿オイルといえば「大島椿」といっても過言ではない、知名度のあるメーカーです。
ツバキ石鹸を洗浄成分としたオイルシャンプーで、1本でシャンプー&リンスの働きがあります。
数あるオイルシャンプーの中で、ダントツにプチプラなところも魅力です。
- 価格:600円
- 内容量:400ml
ディアボーテ オイルインシャンプー リッチ&リペア

色鮮やかなヒマワリのデザインが目を惹く「ディアボーテ オイルインシャンプー」。
食用としても栄養価の高いヒマワリ油を使い、髪と頭皮を元気にしてくれます。
リッチ&リペアの他、ボリューム&リペア、グロス&リペアの全3種類あり、お好みを選べるところが嬉しいですね。
- 価格:1,000円
- 内容量:500ml
モイスト・ダイアン エクストラモイストシャンプー

アルガンオイル、バオバブオイルなど数種類の天然オイルがブレンドされた、ダイアンのオイルシャンプー。
頭皮環境の健康を維持するのはもちろんのこと、毛先まで艶やかな髪を目指すことができます。
こちらのオイルシリーズは4種類!自分の髪悩みにあったものを選びましょう。
- 価格:800円
- 内容量:500ml
ロレアルパリ エルセーヴ エクストラ オーディナリーオイルクレンジング

泡の立たないオイルクレンジングシャンプーです。
ヒマワリ種子オイル、ラベンダーオイル、オレンジピールオイルなどがバランス良く配合され、髪と頭皮の保湿に役立ちます。ワンランク上の香りを楽しみたい女性にもおすすめ。
- 価格:1,400円
- 内容量:440g
エルセーヴ エクストラ オーディナリーオイルクレンジングを見る
資生堂 TSUBAKI

老舗の美容メーカー資生堂の「TSUBAKI」シリーズのオイルシャンプーです。長崎県五島列島の新鮮なツバキオイルを使用したシャンプーで、頭皮改善や毛髪のダメージケアに適しています。
- 価格:800円
- 内容量:450ml
BCオイルイノセンス シャンプー&トリートメント

洗浄成分が高級アルコール系という、やや刺激の強いものではありますが、人気のオイルシャンプー&トリートメントです。乾かした後のサラサラ感がとても心地が良い!と好評です。
- 価格:1,850円
- 内容量:シャンプー200ml/トリートメント150g
オイル配合!頭皮改善におすすめのシャンプー4選
続いて、美容オイルが配合されているおすすめシャンプーを紹介します。
オイルシャンプーほどオイルがメインではないので、オイルシャンプーが合わない人もぜひ試して下さい。
ハーブガーデン シャンプー&コンディショナー

エコサート認定のモンゴンゴオイル、バオバブ種子オイル、ヤシオイル、サザンカオイルが配合された、アミノ酸系の無添加シャンプー。とことんオーガニックにこだわり、髪質や頭皮環境の改善をサポートしてくれます。
- 通常価格:8,000円
- 定期購入価格:4,000円
- 内容量:各300ml
- 特典:15日間全額返金保証あり
わたしのきまり

インスタグラムなどでも話題になっている「わたしのきまり」には、エキストラバージンオリーブオイル、アルガンオイル、アーモンドオイル、マカダミアナッツオイル、ヒマワリ種子オイルが配合されています。クリームで髪を洗うという新発想の、泡が立たないシャンプーです。
- 通常価格:5,400円
- 定期購入価格:初回1,980円
- 内容量:300g
haru kurokamiスカルプ

大人気のスカルプシャンプー「haru 黒髪スカルプ」がリニューアルして登場!天然オイルとして、レモン果皮油、アオモジ果実油、グレープフルーツ果皮油、オレンジ油、イランイラン花油、ライム油が配合されています。
- 通常価格:3,888円
- 定期購入価格:3,110円
- 内容量:400ml
- 特典:30日間全額返金保証あり
ルメント スパークリングオイルシャンプー

高濃度の炭酸で頭皮を洗う、スパークリングオイルシャンプーです。
ヒマワリ種子オイル、バオバブオイルが配合されており、炭酸の泡で清潔になった頭皮をしっかり保湿してくれます。
- 2本セット通常価格:4,800円
- 2本定期購入価格:3,840円
- 内容量:200g
オイルシャンプーを使う時の注意点

どんなに良いオイルシャンプーでも、使い方を間違うとデメリットばかりが際立つようになってしまいます。すべてのオイルシャンプーに共通する注意点をまとめました。
シャンプー前の予洗い
「予洗い」とは、シャンプーを使う前にぬるま湯で髪と頭皮の汚れを洗い流しておくことです。
アミノ酸系洗浄成分のオイルシャンプーは、髪と頭皮には優しいですが洗浄力が弱いという声があることも事実。
人によっては「キレイに洗えていない」と感じることもありますし、二度洗いを推奨しているメーカーもあります。
洗い上がりのさっぱり感を望む人は特に、ぬるま湯でしっかり汚れを落としておくことが重要です。
いつもより念入りにすすぐ
オイルシャンプーといってもベタつきはありませんが、すすぎ足りなければオイル特有のベタベタ感が気になることもあります。
これまで使っていたシャンプーの時よりも、ちょっと意識して念入りにすすぎをしてあげましょう。特に頭皮をしっかり流してあげることがポイントです。
潤いは欲しくても、ベタつきは残したくないですよね!
お試し!オイルシャンプーの作り方
オイルシャンプーは使ってみたいけれど、自分に合うかどうか分からない……。
そんな人は、手持ちのシャンプーとオイルを混ぜ合わせるお手軽オイルシャンプーを試してみましょう。
使うたびにつくる
手作りオイルシャンプーの作り方は、いたって簡単。
- 手持ちのシャンプー…大さじ1~2
- 好みの純正オイル…大さじ1~2
- 1:1の割合で混ぜ合わせる
コツは、しっかり混ぜ合わせて乳化させること。フタつきの小さな容器があると便利ですね。
手作りオイルシャンプーは使うたびにつくり、その都度使い切りましょう。
残ってしまったら、少しもったいないけれど中身は捨て、使った容器はキレイに洗って乾かしておきます。
水分が入ると、シャンプーとオイルがうまく混ざり合わないことがあるので注意して下さい。
また、泡立ちが悪くなることはほぼ確実なので、気になる人は泡立てネットなどを用意しておくと良いですよ。
純正オイルを使う
シャンプーに混ぜるオイルは、不純物が含まれていないオイルが鉄則です。
植物性オイルや動物性オイルなどさまざまありますが、必ず純正100%のものを使いましょう。
- オリーブオイル
- グレープシードオイル
- 椿オイル
- ホホバオイル
- 馬油
これらは、スーパーマーケットやドラッグストアなどで比較的手に入りやすいオイルです。
オリーブオイルやグレープシードオイルは、キッチンに常備しているという人も多そうですね。
簡単!オイルケアの方法

髪と頭皮、そしてオイルシャンプーの相性が良ければ、シャンプー以外のオイルケアもおすすめです。
時間のある休日の集中ケアとして、ぜひトライして下さい。
オイルで頭皮クレンジング
シャンプー前の乾いた頭皮に、純正オイルを適量でOK!毛先から滴が落ちるほど大量には使いません。
オイルを塗布した頭皮を優しくマッサージし、5~10分ほど放置します。
この時、ヘアキャップや食品ラップなどで温めてあげることがポイント。
ほど良く蒸されて毛穴が開き、この後のシャンプーで毛穴汚れがキレイに落ちます。
細かい汚れが浮き出して頭皮が清潔になる他、皮膚が柔らかくなる効果も見込めますよ。
オイルで毛先パック
シャンプーとトリートメントの間に、オイルを使って傷んだ毛先をパックするケア方法もあります。
水気をしっかり切った髪に、純正オイルをすりこみます。頭皮にはつけずに毛髪だけにつけてあげましょう。
この時も、ヘアキャップや蒸しタオルなどで髪をつつみ、湯船に浸かってゆっくりリラックス。後はシャワーで洗い流して通常通りトリートメントをするだけです。
オイルにはブースター効果もあるので、トリートメントがしっかり髪に馴染んでくれますよ。
あまりオイルをつけ過ぎると髪全体がベタついてしまうので、注意して下さいね。
まとめ
話題のオイルシャンプー総特集、いかがでしたか?
オイルは髪をはじめ、頭皮にも顔にも身体にも、肌という肌にまんべんなくつかえるスグレモノ。
肌を健康に美しく保ってくれる、女性の味方でもあります。
ダメージを受けて傷んでしまった髪、加齢やその他の理由で弱ってしまった頭皮を健康にするには、オイルシャンプーはとても効果的。
ぜひ、自分の髪が求める作用のあるオイルを選び、良質なオイルが高配合されているシャンプーで髪を変身させましょう!
