【獣医師が徹底解析】シンプリー キャットフードの口コミ評判と実体験レビュー!

「20年長生きさせることを目標に」を合言葉に、猫の身体の事だけを考えて、動物栄養学者との共同研究で作られたプレミアムフードが「シンプリー」です。

強烈なインパクトのキャッチフレーズで、飼い主さんを引き込みます。
数あるプレミアムフードの中から、愛猫に合った一つを見つけるために、シンプリーの特徴や評判、原材料や安全性、疑問点に至るまで、解説いたします!

我が家の愛猫、三毛猫とろ(13歳)も実食しました、驚異の食いつき率が実際どうなのか!
正真正銘、嘘偽りのないレビューもぜひご覧ください!


シンプリー キャットフードの基本情報

商品名 シンプリーキャットフード
通常価格 3,960円
定期購入 3,564円~
送料 640円
容量 1.5kg
原産国 イギリス
販売元 株式会社レティシアン

※価格は税別

定期コース
  • 1袋 ⇒ 10%OFF 3,564円
  • 2~5袋 ⇒ 15%OFF 3,366円/1袋
  • 6袋以上 ⇒ 20%OFF 3,168円/1袋

お届け周期:1週間から13週間(91日)ごとまで選べます。
休止は次回発送予定日の7営業日前までに連絡すればOK。

シンプリー キャットフード8つの特徴

シンプリー キャットフード

シンプリーの特徴は、以下の通りです。

  1. 動物性たんぱく質73%で魚が主体
  2. 人間でも食べられる原材料のみ使用(ヒューマングレード)
  3. 人工添加物や遺伝子組み換え食品不使用
  4. ライフステージを問わず、全ての猫が食べられる「全猫種・全年齢対応」
  5. 穀物を一切使用していないグレインフリー
  6. 食いつき率は驚異の100%
  7. 小粒で食べやすい
  8. 公式通販サイトでしか購入できない
動物性たんぱく質73%で魚が主体

これについては、後ほど原材料の項目で詳しくお話ししますが、動物性たんぱく質が多く、キャットフードでは珍しい、魚が原材料の73%を占めるフードです。

主な原料は、新鮮な生サーモンで、猫が効率よくたんぱく質を摂取でき、エネルギーに変える事ができます。

人間でも食べられる原材料のみ使用

材料がわからない「肉副産物」や「ミートミール」などを使用せず、人間が食べられる原材料で作られた「ヒューマングレード」のキャットフードです。

人工添加物や遺伝子組み換え食品不使用の無添加フード

2009年に制定された、日本のペットフードで唯一の法律である「ペットフード安全法」では、人工添加物や酸化防止剤は毎日与えても害がない量であれば、使用して良いとされています。

しかし、身体の小さな猫にとって保存料、調味料、着色料などの人工添加物や遺伝子組み換え食品が、何年もかけてどれくらい猫の身体に蓄積していくのか、という事は実際にはまだわかっていませんので、避けられるなら避けた方が無難です。

ライフステージを問わずすべての猫が食べられる「全猫種・全年齢対応」

シンプリーは、子猫から高齢猫まで「全年齢対応」のキャットフードですので、年齢を問わず、2ヶ月の子猫から与えることができると記載されています。

通常、子猫や授乳期、妊娠中の猫は高たんぱく、高脂肪のフードが推奨されますので、専用フードを食べることが多いですが、子猫から成猫まで同じフードで大丈夫というのはちょっとした驚きです。

フードを変えると、食べ慣れるまでは、下痢をしたり吐いてしまったりする猫がいますので、途中で種類を変えなくて良いというは、かなりのメリットになると思います。

穀物を使用していないグレインフリー

猫は肉食動物なので、本来、穀物を消化するのは苦手です。
にもかかわらず、なぜ多くのキャットフードに穀物が使われているのでしょうか?

キャットフードに穀物が使われる理由
穀物はキャットフードのかさ増しの為に使われることが多いです。

猫が生きるために必要な三大栄養素は「たんぱく質・脂質・炭水化物」です。
この3つの栄養素はバランスが大切で、例えば、炭水化物が減れば、その分を脂肪やたんぱく質を増やして補う必要があります。

穀物不使用(グレインフリー)の場合、炭水化物の量が減るため、脂質やたんぱく質を増やす必要がありますが、脂質を高くしてしまうとカロリーが上がってしまいますし、食べられる量が減ってしまう可能性があります。

そのため、グレインフリーフードの場合は粗たんぱく質の割合を増やすことが多いのですが、肉や魚類はコストがかかりすぎるため、植物性たんぱくの豆類を使うことがあります。

確かにグレインフリーですが、豆類などの植物性たんぱく質の消化吸収も猫は苦手です。

シンプリーは猫の身体を第一に、豆類を使用せず、動物性たんぱく質、特に魚を多く配合しているフードです。

穀物はアレルギーや涙やけ、体臭の原因や、お腹の不調も起こしやすいため、グレインフリーフードは猫にとって最適と言えます。

食いつき率は驚異の100%

嗅覚の優れている猫のファーストインプレッションである食いつきは、味などではなく匂いによるものです。

原材料が猫の好きな魚が豊富な事から、魚のにおいが強いだけでなく、1粒1粒フレーバー濃厚なフレーバーソースでコーティングし、猫の食いつきを良くしています。

小粒で食べやすい

シンプリーの粒は猫が飲み込みやすいように小さめに作られています。
子猫にとっては、少し大きめなので、砕いたり、しっかりふやかしたりして与えるようにしましょう。

公式通販サイトでしか購入できない

公式サイトでしか購入できない理由として

  • 流通にかかるコストや日数をできる限り省き、少しでも新鮮なフードを、少しでも手頃な価格で提供するため
  • いつ、誰が、どれだけ、どのロットを購入したかを全て把握できるので、問い合わせに迅速、正確に答えられるため

上記のように公式サイトに記載されています。

購入に手間がかかるため、気軽に手に取ってももらえない可能性がありますが、それだけ自信があるという表れかもしれません。

世間の評価は?シンプリーキャットフードの口コミ評判まとめ

まずは、評価、クチコミにどんなものがあるのか見てみましょう。
目に飛び込んできたのは、クチコミの悪い評価が多く、正直びっくりしました!
数あるレビューの中から、良い口コミと悪い口コミをまとめてみました。

シンプリーキャットフードの良い口コミ

  • 食いつきが良い
  • よく食べる
  • 体調が良くなった
  • 毛並みが良くなった
  • プレミアムフードの中では価格が安い

シンプリーキャットフードは、1.5kg入りで通常価格は3,960円です。
プレミアムキャットフードの代表格のオリジンは340gで1,300円ほど、1.8kg入りで5,000円を超えます。

それと比べると、シンプリーキャットフードはお手頃価格のプレミアムキャットフードと言えますね。

シンプリーキャットフードの悪い口コミ

  • 嘔吐した
  • 下痢になった
  • 血尿が出た
  • においがきつすぎる
  • 食べない

などの評価があり、悪い評価の中では下痢になったという猫が多いようです。

田上獣医師の下痢についての考察

キャットフード切り替え時の注意点

猫はフードの切り替え時にいきなり新しいフードに切り替えると、お腹に負担がかかり下痢をすることがあります。
また、徐々に切り替えても、2週間程度は軟便が続くことも良くあります。

下痢をしてしまった猫がすぐにシンプリーをやめてしまっている可能性もあり、あまり気にしなくてもよいかなと思いましたが、慢性的に下痢が続く場合は、やはりフードがあっていないと考えられます。

下痢になった猫に、2.3週間でお腹が慣れてくるのか知りたいから、もうしばらく同じフードを食べ続けてみてほしいとは言えませんので、正確な評価と判断してよいかは微妙です。
ただ、下痢になる可能性があるというのは、心しておいた方が良さそうです。

下痢になる原因は、シンプリーには食べ慣れていない成分が多く含まれているためだと考えられます。
猫によっては、慣れるまでに時間がかかるのかもしれませんね。

田上獣医師の血尿についての考察

クチコミの中で一番気になったのは、血尿になった猫がいたことです。

血尿になる可能性としてマグネシウムが関係しているかもしれないと考え、調べてみました。

キャットフードの場合、マグネシウムの含有量は100gに対して0.09%~0.15%前後であれば良いとされており、シンプリーは範囲内に入っていますが、適正な範囲内の中でもやや高めではあるようです。

下部尿路疾患にならないための適正比率
猫がFLUTD(下部尿路疾患)にならないための適正比率は「カルシウム:リン:マグネシウム=1.2:1:0.08」と言われており、シンプリーは「1.89:1.32:0.13」ですので、「1.43:1:0.098」で、カルシウム、マグネシウムの含有量は適正比率よりもやや高く、血尿の原因になっているかもしれません。

FLUTD(下部尿路疾患)がある猫は、使用に要注意です。

田上獣医師
匂いや食いつきについては好き嫌いがあると思いますが、筆者の愛猫も体験しましたのでレビューをご覧ください!
以上のようなクチコミを読むとシンプリーをあげるのが、少し不安な気持ちも…。

シンプリーは良いフードなの?悪いフードなの?ということを原材料や成分分析値からもしっかり検討してみましょう!

シンプリー キャットフードの成分と原材料&安全性

シンプリー キャットフードの原材料

原材料は以下の通りです。

骨抜き生サーモン(31%)、サツマイモ、乾燥ニシン(12%)、乾燥サーモン(11%)、ジャガイモ、サーモンオイル(8.1%)、乾燥白身魚(6.5%)、生マス(4.65%)、サーモンスープ(2.3%)、ミネラル類(硫酸亜鉛一水和物、硫酸第一鉄水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(II)五水和物、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE)、アルファルファ、クランベリー、タウリン、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニスの実、コロハ

動物性たんぱく質が多い!なんと73%

穀物はもちろん、植物性たんぱく質も苦手な猫にとって、動物性たんぱく質が豊富という点はとても評価できます。

さらに、動物性たんぱく質の中でも、肉と魚を比較した場合どちらが良いのかというと、EPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸豊富な魚を主体にしているフードの方が、より猫にとって良いのではないでしょうか。

本来、原材料には入っている量については記載の必要がありません。
その中でも、このように記載してあると、より内容がわかりやすく安心できますね。

魚の種類は多い方が良いの?

動物性たんぱく質豊富にするだけでなく、色々な種類を使う事で、より様々な栄養をとれるようになっています。

みるからにおいしそうな他の原材料

原材料を見ると猫にも食べさせて良かったのか!というくらい、おいしそうな原材料が並びます。

りんごの「カリウム、食物繊維」、にんじんの「ナイアシン、ビタミンC、リコピン、アントシアニン」、ほうれん草の「β-カロテン、鉄分」など色々な栄養素が含まれています。

サツマイモ、オリゴ糖

腹持ちをよくしたり、お腹を快適に保ったりするためには、食物繊維も少量、必要です。
食物繊維には、消化の良いサツマイモやオリゴ糖が使用され、腸内環境をサポートしています。

また、シンプリーに含まれる「フラクトオリゴ糖」「マンナンオリゴ糖」には便秘を解消する効果があり、猫の便のにおいが気になる猫にも効果的です。

海藻

鉄、ヨウ素、カルシウムなどのミネラル成分が豊富です。

クランベリー

クランベリーに含まれている「キナ酸」という成分は、尿の㏗値を改善する効果があり、尿路結石を予防する働きがあります。
マグネシウムの含有量が少し多めなのを補うために、使用しているのかもしれません。

カモミール、セイヨウハッカ

リフレッシュやリラックス効果を高めるために使われています。

ミックストコフェロール(ビタミンE)使用

天然由来のミックストコフェロール(ビタミンE)が、フードの酸化を防ぎ、美味しさを保ちます。

シンプリーキャットフードの成分分析値

原材料が良さそうという事は分かりましたが、次に、キャットフードで大切な成分分析値はどうなっているでしょうか?

粗タンパク質37.00%、脂質20.00%、粗繊維1.50%、粗灰分9.50%、水分7.00%、オメガ6脂肪酸1.33%、オメガ3脂肪酸3.89%、カルシウム1.89%、リン1.32%、カリウム0.60%、マグネシウム0.13%、ナトリウム0.80%

成分分析値を読み解く!

成分分析値を読む際に、注目した点があります。

ネットでは、「シンプリーが腎不全の猫に最適なご飯です!」というコメントや、逆に、「腎不全の猫に良くない」というコメントと両方あり、情報が氾濫し、どちらが正しいのか混乱してしまう飼い主さんが多いのではないかなという点です。

田上獣医師
腎不全の猫にとって合っていないご飯を与えるというのは死活問題ですので、今回は腎不全の猫にとってシンプリーはどうなのかな?という観点からも成分分析値を読み解いてみたいと思います。
腎不全の猫が注意してみるべき項目はこれ!
腎不全の猫が考慮しなければいけない項目は以下の5つです。

  1. たんぱく質
  2. リン
  3. ナトリウム
  4. 添加物
  5. オメガ脂肪酸
たんぱく質

たんぱく質は、猫にとってとても大切な成分ですが、腎不全の猫にとっては過剰なたんぱく質は腎臓に、さらにダメージを与えてしまう可能性があり、腎不全の猫の場合は20%台に抑えた方が良いと言われています。

シンプリーの「粗タンパク質37.00%」は、水分0の状態(乾燥重量)で計算した場合は、「39.7%」です。

健康な猫や子猫には十分な数値ですが、腎不全の猫は20%台が推奨されていますので、この数値では高すぎます。

腎臓の療法食を見てみると、乾物量成分値で比較して、腎臓サポートは「24.3%」、k/dは「29.4%」、キドニーケアは「26.1%」ですので、シンプリーのタンパク含有量は腎不全の猫向きではなく、健康な子猫や成猫向きという事がわかります。

そもそも、タンパク要求量の多い子猫に与えても大丈夫なご飯が、腎不全の猫にも与えてよいというのは理論的にもおかしいと思います。

リン

シンプリーのリンの値は、1.32%です。

腎不全用の療法食では、k/d「0.49%」腎臓サポート「0.3%」キドニーケア「0.3%」で、0.3%から、多くても0.5%以下が推奨されています。
シンプリーのリンの値が、腎不全用の療法食に比べるとかなり高いのが分かります。

ナトリウム

シンプリーのナトリウムの値は、0.8%です。

腎不全用の療法食では、k/d「0.25%」腎臓サポート「0.4%」キドニーケア「0.2%」で、明らかに腎臓の療法食に比べシンプリーは、ナトリウム含有量が多いです。

添加物

塩分などの添加物や、保存料などが腎臓に負担をかける可能性がありますので、添加物の種類によっては避ける方が無難ですが、シンプリーには負担になりそうな添加物は入っていません。

オメガ3脂肪酸

オメガ3脂肪酸(EPA、DHA)は炎症を抑える物質で、体内で合成できないため、食事から摂り入れる必要があります。

免疫機能の向上や、皮膚炎の予防に効果があるオメガ6脂肪酸と合わさることで相乗的に効果を発揮します。

沢山摂取すれば良いというわけではなく、学術的にはまだはっきりとはわかっていませんが、この2つのバランスが、オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸=5~10:1が適切と言われています。

シンプリーの成分分析では、オメガ6脂肪酸は1,33%、オメガ3脂肪酸は3,89%ですので、「1:2.9」とオメガ3脂肪酸の方が多くなっています。

主原料がほとんど魚で占められているので、どうしてもオメガ3脂肪酸の含有量が増えるためと考えられますが、通常の推奨バランスとは逆転してしまっています。

オメガ6と3のバランスについて直接メーカーさんに聞いてみました!

オメガ6と3のバランスというのは学術的に報告されたデータがなく、メーカーごとに最適と考える量でフードを作っているというのが現状です。
私共のメーカーでは、この量が最適と考えて生産しています。
私の解釈
現状では、オメガ脂肪酸の配合バランスの最適比というのは、データ化されておらず、オメガ3脂肪酸を過剰に摂取するとどうなるのか、ということについても、まだ詳しくわかっていないようです。

今後、研究が進むにつれ、取りすぎも問題になってくることがあるかもしれませんが、現状では多いという事が必ずしも悪いとは言えないという事ですね。

腎不全の猫にとってはどうなの?

注意

結論として、シンプリーは腎不全の猫に食べさせてはいけません!

どこから腎不全に効果的などという話が出てきたのかと考えると、おそらく「魚が主体で作られているので、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれ、抗炎症効果が強く、また、人工添加物が入っていない為に、腎臓にかかる負担がないから」という理由かと思います。

ただ、オメガ3脂肪酸は、先に述べたように多ければよいというものではないですし、ほかの腎臓の療法食にもオメガ3・6脂肪酸はきちんと含まれています。

また、人工添加物は腎臓に悪影響かもしれませんが、明らかに添加物を与えて検証したデータというものはなく、現時点では人工添加物を気にするよりも、たんぱく質の量や、リン、ナトリウムを制限する方が大切なのは明らかです。

腎臓の療法食の原材料を見ると、少しでも勉強した方は分かるかと思いますが、「ひー、怖い」というような原材料も確かに入っています…。

今後、療法食でも、「グレインフリー」かつ「ヒューマングレード」で、「人工添加物不使用」の療法食が出てくると良いですが、たんぱく質を制限すると、どうしても炭水化物や脂質が増えるので、作るのはとても難しいのでしょうね。

もし、そんなフードが出来たら、ある程度値段が高くても、選ぶ飼い主さんは絶対にいらっしゃるのではないでしょうか?

繊維質が少ない

グレインフリーで豆類なども添加していない事から、食物繊維が1.5%とやや少なめです。

腸内環境は2種類のオリゴ糖やサツマイモで補っていますが、便秘の猫や、繊維がある程度入っていないと下痢をしてしまう猫、毛玉を良く吐く猫などの場合は、もう少し食物繊維が多く入っているキャットフードを選んだ方が良いでしょう。

シンプリーキャットフードの安全性

キャットフードは口に入れるものですので、安全性というのは非常に重要です。

パッケージに記載されている株式会社レティシアンは、このフードを作っている会社ではなく、輸入・販売している日本の会社で、製造は、FEDIAF(欧州ペットフード工業連合会)から認定を受けた、イギリスの製造工場で作られています。

「品質管理を徹底された工場で製造され、作られた商品を毎回検査にかけ、安全な品質を維持しています。」と記載されています。

FEDIAF(欧州ペットフード工業連合会)

FEDIAFとは、ヨーロッパ各国のペットフード機関により構成されている機関で、ペットフードの製造に関するガイドラインを発行し、安全なペットフードの製造に関して啓蒙・指導するとともに、製造工場に対する認定を行なっている機関です。

ヨーロッパ製のペットフードに関しては、FEDIAFの認定を受ける=安全なペットフードと考えられています。

愛猫に実食させる前に私が感じた疑問点

田上獣医師
疑問点が生じたので、メーカーに問い合わせてみました。
全ライフステージのフードは本当に良いのか?

栄養要求量の高い子猫や授乳中、妊娠中の猫が食べられるご飯を、そのまま成猫や高齢猫が食べられるというのは、少し疑問を感じました。

通常、子猫は成猫よりも栄養要求量が高く、成猫が体重×80カロリーに対し、子猫は体重×200カロリーが必要とされています。
2ヶ月の子猫の平均体重は700g~1000g位ですので、必要なカロリー数は140~200 kcalです。

シンプリーのパッケージを見ると、2ヶ月齢で20g~30gすなわち、100gあたり約380kcalと書いてありますので、76~114 kcalになります。
4ヵ月齢の55gでやっと209 kcalです。

子猫が成猫と同じフードを食べて必要要求量を得るためには、相当の量を食べなければいけないはずですが、なぜこの量で足りるのでしょうか?

直接メーカーさんに聞いてみました。

子猫さんに対しての摂取カロリーは少ないかもしれませんが、記載された量で必要な栄養はきちんと摂取できるようになっています。
体重と月齢からバランスを見て量を決めて下さい。
疑問は解決したのか?
栄養は足りていたとしても、カロリーが足りないのは果たして良いのか不安は残りました。

確かに、理論的には、子猫が成猫のフードを食べても、量をかなり食べれば栄養素は足りるという事になりますが、実際にそこまでの量を食べさせるのは難しいですし、カロリー自体を摂取できないというのが本当に良いのかという疑問は残りました。

フレーバーと着色料は必要なのか?

本当に自信があるご飯なら、自然のままのにおいで良いはずで、わざわざフレーバーでコーティングしたり、天然素材ではありますが、マリーゴールドで着色したりする意味があるのかな?と疑問に感じました。
原材料の魚のにおいだけだと食いつきが悪いのかな?

直接メーカーさんに聞いてみました。

フレーバーは魚のオイルなどで、より食いつきをよくするために、匂いを増強しているもので、人工的な香料を使用しているわけではありません。

田上獣医師によるシンプリーキャットフード体験レビュー!

さて、シンプリーという製品について理解したところで、早速、愛猫とろちゃんに試してみましょう!

まず、フードのパッケージは、シンプルでとてもかわいいです!
開封すると、粒の大きさが揃ったフードです。

大きさはだいたい1㎝位ですが、よく見てみると少し大きめの粒も混ざっています。

ピュリナワンと比較すると少しシンプリーの方が大きさも大きく、厚みもあります。

我が家の娘3歳は、においに敏感なので、開けた瞬間に「くさっっ!!」と吐きそうになっていました…

確かにかなり匂いがきつい!
魚のにおいなのかな?
ピュリナワンと比べてもかなりにおいます!

開けた瞬間、空気清浄機もオレンジ色に作動するほどです!!
人間もにおいに慣れるまでに時間がかかりそう…

驚異の食いつき率100%の実力はいかに!

ウキウキわくわく…

田上獣医師
とろちゃん、ご飯だよ~

…チラ見して…
寝床に入ってしまい、ちらっと覗いて食べる気配なし…

驚異の食いつき率はどこへ~~~!

その後、まったく興味もなく、キャットタワーに移動したので、目の前に持って行ってみる。

とろ
何でしょうか?

食べる素振り無し!!くんくんにおいもかぎません!

我が家のとろは元々保護猫で、拾われた時にひどい猫風邪にかかっていたせいで、慢性の蓄膿症があります。

もしかしたら、においにかなり鈍感なのかな?
手であげてみよう!

くんくんにおいはかぎだしました!

とろ
ごはんのようですね…

しばらくして、ご飯だと、やっと気づいたみたい(笑)

食べ始めたら美味しかったようで、自分からガツガツ食べ始めました!

ひとしきり満足するまで食べ、うまうまと舌舐めずり!

とろ
おいしかったニャー❤

食いついてからはかなりがっついて食べたので美味しかったみたいです!

その後、ベッドに戻って行ったので、しばらくしてから、ピュリナワンとシンプリー同時にベッドの前に置いてみた所、シンプリーの方に先に食いつきました!

とろ
シンプリーのほうがおいしいニャン

どうやら、かなりきついにおいでも、うちの猫は全くつられませんでしたが、一回食べ始めると美味しかったみたいで、その後も結局お皿が空っぽになるまで食べてくれました!

【実験】シンプリーキャットフードの粒を砕いてみた!

次は、子猫には粒が大きそうだったので、どれくらい細かくなるか実験してみました!

水筒の底でがんがん叩いたら…

結構簡単に粉々になりそうです。
すぐにボロボロになるので、逆に半分くらいに割るのはちょっと難しいかも。

【実験】シンプリーキャットフードをふやかしてみた!

次はお湯でふやかしてみましょう!

お湯を注いで5分、他のフードだとなかなかふやけず、お湯が冷え切っても粒が残ったままのものがほとんどですが、シンプリーは5分でかなり簡単に柔らかくなります。

子猫もふやかせば、かなり食べやすそうですね。

小分けになっていないのが残念

3.5㎏の猫の場合、1日量は45gで、1.5㎏を食べ切るのに約33日かかります。
1ヶ月開封されたままチャックもない状態で保管することはできませんので、何かしらの容器に入れ替えることになります。

かわいいパッケージで気分もウキウキするのに、すぐに別の入れ物に移し替えないといけないというのはもったいない気がします。

保存料も天然の物を使用しているのですから、500gずつくらいの小分けになっているか、せめてパッケージ自体が密閉できるようになっていてほしいところです。

田上獣医師によるシンプリーキャットフードについてまとめ

今回、プレミアムキャットフード「シンプリー」を、愛猫に食べさせるために、色々と調べてみました。

悪いクチコミの多さに、あげることが少し怖くなりましたが、きちんと自分で調べてみたところ、原材料は安心な材料で、人工添加物もなく、魚が主体の珍しいグレインフリーフードでした。

ここまで悪い評価がある事が逆に不思議ですね。
下痢を特別に誘発するような原材料も添加物も見当たりません。
また、脂質の量も異常に多いという事もありません。

下痢が出てしまう原因は、食いつきが良く一気に食べてしまったり、食べ慣れていないオイルなどに、腸が最初はびっくりしてしまったりすることが原因なのかもしれません。

泌尿器トラブルのある猫、毛玉に悩む猫、繊維質がある程度なければ下痢が出てしまう猫などに食べさせるというのは、推奨ができませんが、1歳を過ぎた健康な猫で、食べてみても下痢が出ないなど、体質に合えば、十分食べ続けるのに値するフードではあると思います!

もし、これから試される方は、おそらく口コミを見ている場合は、下痢が1回でも出たらすぐにフードをやめてしまうかと思いますが、最初は元のフードに少しずつ混ぜながら、お腹が安定するのを、与えながら待ってみる、という選択肢もあると思います。

是非、フード選びのご参考にして頂ければ嬉しいです!

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